本塁、一塁間のスリーフットラインは何のためにある?

先日、プロ野球の試合をテレビで見ていました。

打球がピッチャー強襲でピッチャーに当たってしまい、本塁方面に転がりました。

キャッチャーがすぐに捕って、ファーストに送球。

その際、打者がファウルラインよりもフェアゾーンを走っていたため、打者に当たってしまいました。

球審は即座にボールデッドにしアウトのコール。

攻撃側の監督が出てきてしばしの中断。

私の推測ですが、攻撃側監督は打者が走っていた場所の確認のために出てきたのかなと思います。

アナウンサーと解説者は

「これはバントではないですからね~。」
「打ったらフェアゾーンを走らざるを得ませんからね~。」

最終的には
「くつがえりませんでした!」

などと、良く分からないことを言ってました。

リプレー映像では、明らかにスリーフットライン(本塁・1塁間の後半部分のファウルラインよりも外側にに引かれた線)があるエリアでフェアゾーンを走っていました。

公認野球規則の打者アウトの規定に

一塁に対する守備が行なわれているとき、本塁一塁間の後半を走るに際して、打者がスリーフットラインの外側(向かって右側)またはファウルラインの内側(向かって左側)を走って、一塁への送球を捕らえようとする野手の動作を妨げたと審判員が認めた場合。この際は、ボールデッドとなる。

と明記されています。

なので、どう考えても球審の判断は正しいのですが。

どのスポーツもそうですが、フィールドに引かれているラインには意味があります。

スリーフットラインが何のためにあるのか分からないアナウンサーと解説者は失格ですね(笑

ちなみに、この場合のアウトの宣告は球審の責任範囲となります。

子ども達への指導として、駆け抜けのときにはスリーフットレーンを走るように指導をお願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です