全日本軟式野球連盟(以下「全軟連」)では、2024年度より少年(中学生)、学童(小学生)における全国大会にてDH制(指名打者制度)を導入することになりました。
これに追随するように都道府県大会、地区大会での2024年度シーズンからの採用も各支部の裁量で進んでいます。
これは、野球人口の減少を食い止めるため、1人でも多くの選手が試合に出られるようにすることを目的としたものです。
そのため、通称大谷ルールは採用はしないとのこと。
小学生、中学生のうちは、投手ができる選手≒運動神経も良い選手≒打撃も良い選手なので、戦略的にDHを使えるチームは数少ないでしょう。
これだけ聞けば、「なるほど!良い制度!」であるのですが、DH制度は非常に難しく、投手交代がベンチの控え投手と行われるのではなく、一般に既に守備についているプレイヤー同士で行われる少年・学童野球の場では、しっかりと理解していないと大事故のもとです。
既に守備についているプレイヤーが投手になる場合や、投手が他の守備位置についた瞬間にDH制度が解除されますので、少年・学童野球の場においては10名出せる効用は試合序盤のみと理解しておいた方が、概ね正しい理解になりそうですね。
参考までに全軟連における少年・学童のDH制度について審判、監督の理解を深めるために、制度概要と、質疑応答を作ってみました。
是非ご活用ください。(合っているかは知らんけど 笑)